北米では、親が成人になった子どもをひきこもらせないので、引きこもりに相当する人は即ホームレスとなる。

 

外国でつくられたSocial Skill Trainingの本には必ずと言っていいほどデートやセックスの単元があり、デートやセックスについてのTPOがたくさん書かれている。

 

欧米社会では、デートやセックスはできるものである以前に、できなければならないもののように思われてならない。

 

欧米でジェンダーの議論があれほど発達し、現在も進み続けているのは、欧米社会のジェンダーコードがあまりにも強力で、それに逆らって生きるのが大変だからではないか。

 

デートやセックスについても同様で、あちらの文化圏では、カップルで行動するということへの規範意識、ひょっとしたら強迫性が、日本より強いのではないかとしばしば感じます。

 

だからこそ、フランスではひきこもりといえどもデートするし、デートしなければならないのではないか。